物語

人間椅子

これまた狂気じみたお話、これ僕はかなり好きでした。

ざっと説明すると、ある家具職人の告白なのですが、彼は自分の容姿に強いコンプレックスを持っています。

そして女性に愛されたことのない彼は、ふとした思いつきから頼まれた椅子の中にスペースを作ってそこに潜んでホテルで盗みをするんですね。

しかし彼を魅了したのは盗みの成果ではなく、椅子の中の自分の上に腰掛ける人々との接触でした。

その描写のなんと生々しいことか。乱歩さんは本当に椅子の中に潜んでいたことがあるんじゃないんですか?笑

 

これはある女性に対して手紙での告白という形をとっているのですが、話はそこから気味の悪い方向へ進みます。

まあそこは予想通りなんですが、そのゾクゾク感はなかなかでした。オススメの一作!

 

しかしどんなところから着想を得たのでしょうね。

椅子に座るときにそんな妄想してたのかな。

それとも小さい子供を膝の上に乗せてた時とかにひらめいたのかな。

物語になりうることは日々の生活の中に転がっているのですねえ。

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