DIARY

作家になるには

どうして生きているんだろう。

こんにちは、中野です。

「おまえは誰だ」と言われれば、「わかりません」としか答えられない作家未満。

 

これは私による私のためだけの「作家になるために」と銘打った連載です。

どうしてこんなことを始めたかというと、今どうやら物語を何も書けないからです。

作家というのはどうにもこうにも書くことをやめられない人間でないとなれないと

何かの本に書いてあった気がするのですが、僕はそんな天才ではないのです。

 

つまり、作家になるべくして生まれた人間ではないということ。

そんな僕が作家になろうと考えているのですから、そんな天才たち以上にどうすれば作家になれるのかを考えなければならないのでしょう。

というわけで、何も書けずぼんやりと時を過ごしている間、

どうすれば作家になれるのかということについて独断と偏見で

この連載を続けることによって文章を書くという行為を続けようという話です。

 

何が言いたいかというと、これを読んでもあなたには何も得るものがないかもしれない、

否、ないに違いないし、私の愚痴にうんざりするだけだろうということをお先に宣言しておきますね!

そもそも

そもそも何故作家になりたいのか?

そう問われれば私は「わかりません」と答えるしかありません。

わからないんです。本当に。

私にとってそれはずいぶん長い間人生の「逃げ口上」となっていたのですが

いつの間にか本当にその世迷いごとを実現する以外にこれからまともに人生を運営していくことができないような状況にまで追い込まれてしまったのです。

 

つまり、何故作家になりたいかと問われれば

もはやそうする以外に道がないからだということです。

もちろんみなさんはそんなことないと笑い飛ばすことでしょうし、私自身もそんな思い込みを馬鹿らしいと思っている部分もありますが、大部分の私はその考えを否定することができないのです。

 

あと正直に言ってしまうと、遠い世界にいる憧れの人と結婚したいから。

普通に生活していれば私がその人と結婚することは不可能でしょう。

しかし作家になれば、ワンチャンあるんじゃね?みたいな妄想が私の大部分を支配しています。

気持ちわるっ。

作家になるには

では作家になるにはどうすればいいのか。

それには「小説を書けばいい」という答えが用意されていることでしょう。

以前ツイッターで武井壮さんがコメント返ししていたとき、私は「どうすれば小説家になれますか」と彼に尋ねました。

するとやはりシンプルに「小説を書く」と返事が来ました。

そうなのです。そうなのですよ。小説を書けばいい。

彼はどうすれば自分の目的を達成できるかをよく知っているのですね。

目的があればそれに向けて行動することでそれを達成できます。

目の前のものを変えるのは思考ではなく行動なのです。

 

ならどうして小説を書かないのか?

書けないから。

どうして書けないのか?

わかりません。何を書けばいいのかわからないんです。

 

そんなのでよく作家になるなんて言えるなと自分でも思います。

しかし僕は作家になると決めているのです。

ちくしょう、どうすればいいんだ?

小説を読む

何を覚えるのにもまずお手本を見るのが一番でしょう。

だからやっぱり小説を書こうと思うのなら小説を読まないといけない。

とにかく小説を読まないといけないのでしょう。

もちろん私も小説を読むことは大好きです。

しかし今までのようにただ漫然と楽しんで読んでいるだけではプロ作家レベルの小説を書けるようにはならないのかもしれないと最近思うのですがどうなのでしょう。

小説の書き方みたいな本を読んでいるとやっぱりその小説がどのような構成でどのような効果を狙って書かれているのか考えるのが大事みたいなことが書いてありますね。

個人的には好きな小説は好きなように楽しみたいのですが、本気でプロ作家になりたいと思っているのならそんなこと言っている場合ではありません。

というわけで、ちょっとこれからやってみようかなと思います。

モルグ街の殺人

探偵小説の元祖と言われているエドガー・アラン・ポーの「モルグ街の殺人」。

何故この小説を取り上げたかというと、現在ミステリ小説の新人賞に向けた作品を考えているところだからです。

 

小説はまず書き出しが大事だと言われます。ファーストインパクト。

ではこの小説はどのように始まるでしょうか。

分析的だと解釈される精神の諸作用は、事実それ自身においてほとんど分析を容れがたい。我らはただその結果において、これらのものを会得するのである。

このような文章から始まり、物語に入る前に分析的能力についての序文がある。

 

物語が始まると、まずは登場人物のご紹介。

この物語の探偵たるデュパン氏がどのような人物であり、彼の分析能力がどれほどかということがさらっと語られる。これはかの有名なシャーロック・ホームズでもよくある始まりだ。

 

その後物語の起として主人公たちはある新聞記事のニュースに触れ、事件のあらましが説明される。

続いて主人公たちはツテを使い事件現場へ。ヒントはいろいろと見つかるが例のごとく探偵はわかった事実をなかなか語ろうとせず、語り手たる主人公はやきもきする。

そして探偵が必要な手がかりを集め終わり、打つべき手を打ち終わると、ようやく真実が語られ始め、意外な結末を迎える。

まあ「The 探偵小説」といった感じの流れ。

 

驚いたのは元祖と言われる探偵小説の犯人が初めからこんなにも意外だとは!といったところ。

蓋然性の理論、視点の変換、常識という色眼鏡を取り払う「正しい」分析的思考など、さすがお手本。高等遊民の探偵や見当違いの警察や語り手たる主人公など、これぞテンプレートだ。

私がやるのはこれをどう現代風に捻っていくのかというところなのだろうか。なんにせよまずこのテンプレが書けなければ仕方がないので、テンプレ的探偵と語り手で物語を作れるようになるのが先決か。

 

ちなみに僕が気に入ったのは同じくポオ全集に収録されていた「盗難書類」。

人間心理の推理が実に巧みで引用も面白かった。

おわりに

というわけで、作家的分析をしてみようと思ったのですが全然うまくできません。

まあね、できないのも書けないのも下手なのも恥じゃないんですよ。

それを恥だと思ってできないままやらないというのが恥。

私はこれから成長していきますよ。プロの作家になるんだから。

では、また。

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