Makoto

わたうみの冒険

わたうみの冒険

今日は僕の好きだったアイドルが解散した日。 一年前、僕は大好きなあの子と「授賞式で再会しよう」 という約束をしました(僕の中では)。   そして今朝、一通の封筒が届きました。 ある小説賞の事務局からでした。   あなた様の作品は、今回惜しくも入選を逸しました。   ですよね。人生そうドラマ...

自由

自由

自由 自由という言葉は、たしか福沢諭吉が訳したんだっけ。自らに由る。 ところで、自らって、なんだろう。 それがわからないのに、どうして自由なんて言葉を好きになることができるのか。 そこら中にある自由。どんどん世界は自由になる。けれど、本当に? 自由という言葉の意味が、僕にはよくわからない。 安楽死についての小説を古市さ...

漂泊の日々

漂泊の日々

1  僕は何が気に入らなかったのだろう?何がおかしいと感じていたのだろう。もうあまりよく思い出せなくなっていた。この部屋に引きこもって大学へ行かなくなってから数ヶ月が経ったが、僕はあの心底嫌気がさした日々から逃げ出して、どれだけ素敵な時間を送ってきたというのだろうか。実際は、起きて、食べて、寝ての繰り返し。昨日の記憶も...

最後の散歩

最後の散歩

この雪山の宿で迎える最後の休館日となった。あと一週間すれば私は長野県を後にして地元へ帰る。休館日には食事が配給されないので、朝から雪道を降りホテルのラウンジにあるカフェへ向かった。 いつも通りパン・オ・ショコラを二つ買い、窓辺の席でゆっくり食べた。雪道散歩でまだ息が上がっているので、あまり急いで胃に詰め込むと吐き気を催...

夜の雪道を見て帰郷を決める

夜の雪道を見て帰郷を決める

煙草を吸いに外へ出た。この宿では中に喫煙所がない。煙草を吸うためには大げさな上着を着重ねて冬山の寒空へ出ていかなければならない。 指が痛くなる前に風を遮り弱々しいライターで火を付ける。別に美味しいわけではない。煙草は嫌いだ。ただ習慣として吸っているだけである。体質にもあまりあっていないように思える。一日の終わりにだけ吸...

ハッピースタンプ

ハッピースタンプ

ハッピースタンプ  刈谷信一が釈放された日は天気の良い土曜日で、迎えに来た母に連れて行かれたイオンモールは家族ずれでとても混み合っていた。フードコートで食べたステーキは硬くて筋張っていたので飲み込むのに苦労した。母が紙幣で支払いをすませるのを見て、信一は深い感慨を覚えた。あたりまえのように使える紙幣。立派なものだ。俺の...

まどろみの嫌悪

まどろみの嫌悪

2018年12月28日 喉の渇きで目を覚ました。布団に包まったまま腕を伸ばし顔の横にあるはずのiPhoneを探す。画面の明るさに目をすがめた。時刻はまだ五時台を示していた。 もう少し眠れる。もう少し、もう少しと布団から出ることを先送りにしているうちに、いつも遅刻ぎりぎりの時間になってしまう。住み込みの仕事場で、布団から...

2018年を振り返る

2018年を振り返る

もうすぐ2018年が終わりますね。 今年は何気にターニングポイントとなる1年だったかもしれません。 いろんなことが変わりました。 生活環境、仕事、これからやろうとすること。 恋をして、失恋して、出会い、別れ。   僕はアイドルが好きなのですが、 僕がライブに行っていたアイドル3つのうち 2つが解散して1つはメ...

窓の向こう側

窓の向こう側

makotoです。 この小説はももクロが好きな僕が、ももクロの初主演映画「幕が上がる」 を見た頃に書いたもので、幕が上がるのスピンオフのような感じです。 なので小説「幕が上がる」を知らないとなんだこれって感じかもしれませんし、 今読むとすごく恥ずかしいですね。 でも青春小説書きたいんだよなあ。 もっと恥ずかしげもなく青...

星の軌跡

星の軌跡

こんにちは、makotoです。 この小説は漫画「プラネテス」のパロディのようなものです。   これから新人賞に応募していない習作をこちらにのせていこうと思っています。 ただ、今のところ書いたものはほとんどなんらかの新人賞の結果待ち状態であまりのせるものがないという。 今書いているものも応募用の話だし。 なので...

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