DIARY

まどろみの嫌悪

まどろみの嫌悪

2018年12月28日

喉の渇きで目を覚ました。布団に包まったまま腕を伸ばし顔の横にあるはずのiPhoneを探す。画面の明るさに目をすがめた。時刻はまだ五時台を示していた。

もう少し眠れる。もう少し、もう少しと布団から出ることを先送りにしているうちに、いつも遅刻ぎりぎりの時間になってしまう。住み込みの仕事場で、布団から出て五分で支度してすぐ仕事に取りかかることができる。

だから今日も僕は寒そうな外の風の音を聞きながら何度も何度も夢とうつつを行ったり来たり。そういう時にみる夢は妙に現実めいていて、どこか息苦しくなる。というのも、僕はうつぶせに寝る癖があるので、そのせいではないかと思われる。

どんな夢を見ていたのかは覚えていない。それでもその時自分が感じていた胸苦しさだけは克明に残ってしまうのだから、毎日毎日寝起きはすこぶる悪い。自分の思っている自分自身の嫌な部分を僕の夢は明確なビジョンに変換して提示してくれる。なんともありがたいことだ。

無意識というものはいったい僕をどうしたいのだろうか。自分というものが存在するとして、この無意識というものも僕自身なのではないのか?なのにどうして自分を苦しめるような真似をするのだろうか、さっぱりわからない。

昨日の夢は覚えている。何か思わせぶりな態度で周囲の人に接し、いろんな思い切った決断を下していく僕自身の夢だった。そして夢の最後に僕はまわりにいる人たちに向けてまるで復讐を成し遂げるような気持ちで自分が白血病であることを告げる。

どうしてそんな夢を見たのだろう。意味深な夢を見た時僕は目が覚めてすぐにグーグルで夢占いのサイトを検索するのだが、そこには白血病の夢は「現実に耐えられず逃げ出したい気持ちを示している」と書かれていた。

僕の見る夢の診断結果はだいたいにおいて「現実から逃げ出したい」というようなことが書いてある。そしてそれはたいてい当たっている。自分で選んでそこに生きているはずなのに、僕はいつもその場所のことを嫌っていた。それは僕がいつもやるべきことをやらずに被害者意識を持って逃げ続けているせいだ。

僕はいったいどこへ行きたいのだろう。何がしたいのだろう。さっぱりわからない。

やりたいことはたくさんある。しかしそのどれもが心から願っていることなのかと問われれば、頷くことはできない。表面的な興味にすぎないようなことばかりだ。

そんな相談をすれば、たいていの人は「やってみればいい」とアドバイスをしてくれる。実際にやってみないとわからないじゃないかと。そんなことはわかっている。僕だって何かやりたいのだ。しかしその一歩目をどっちへどれだけ踏み出せばいいのかさっぱりわからない。振り上げた足を下ろす場所がわからずバランスを崩していつも転んでしまう。そして何もできないままここまできてしまった。

今年も残すところあと三日。僕はどう生き、何を変えることができたのだろうか。何もできていない。十年以上も停滞の日々を送っている。十年あれば世界は大きく変わる。十歳の小学生が成人するのだ。その間僕はいったい何をしたのだ?心に強く残る情景など一つも思い浮かばない。

あと三日。その間に何かを変えることができるだろうか。いや、そうやって、急速な変化を望むようなところがいけないのだろう。すぐに結果を欲しがる。必要なのは忍耐だ。コツコツと明確な意思を持って日々を積み重ねる忍耐。

けれど僕はどこへ向かって何を積み上げればいいのかさっぱりわからない。土台のないまま時間がこぼれ落ちていくのをただ嘆き続けていただけだ。

そういうのはもうやめたいのだが、しかし何をすればいいのだろう。どこへ行きたいのだろう。死にたいわけではない。ただ生きる方法がわからない。現実はそんなに深刻でドラマチックではない。わかっているのだが、そんな考えに囚われ続けている。

2019年にやること

2019年にやると決まっていることを記す。

まず1月10日締め切りの「アンデルセンのメルヘン大賞」に応募する。

次に1月末締め切りのアガサクリスティー賞に応募する。

 

そしてこれが本命となるのだが、3月末締め切りの新潮新人賞に応募する。

これをとりたい。今の所この賞に応募するための話は3つ構想があるが、まだどれも体をなしていない。自分がどれだけ本気で取り組もうとしているのかもはっきりとしない。

今この瞬間に本気で書かずにいつ書けるというのか。しかし考えは発散し、文章は途切れがちだ。何から始めればいいのか、どうすればプロとしてやっていけるレベルまで自分を持っていくことができるのかわからない。ただ書けばいいだけではないような気がしてきた。知識も考えも足りなさすぎる。

いや、時間はあるのだ。生きている限り。だから焦ることはないはずなのに、いつも何かに追われているような気がしていっぱいいっぱいになってしまう。そして書くことから逃げようとするのだ。

向き合わなければならない。

 

楽しいことを考えよう。

もしアンデルセンのメルヘン大賞を受賞できたらデンマーク旅行が付いてくる。パスポートは11月に取得済みだ。

落選しても、4月の長休みには海外旅行を計画している。タイへ行く予定だ。そこには大学時代からの友達がいて、彼の家に泊めてもらうことになっている。そしてタイ経由でミャンマーへひとり旅を決行し、チャイティーヨー・パゴダ、いわゆるゴールデンロックに金箔を貼り付けてくるのが目標だ。

僕はまだ日本を出たことがない。しかし僕は今、完全に自由だ。誰にも責任がない。だから僕は今こそ生きたいように生きるのだ。というわけで、2019年は旅人になる。決めた。

今旅行プランを練るためにいろんな人の旅ブログを巡回しているのだが、僕が想像していたよりもみんな自由に生きることを楽しんでいる。なら僕にもできるはずだ。

未知の世界への誓いを立てて、今日はこれくらいで終わりにします。おやすみなさい。

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